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職業訓練の給付金の審査に行ってきました。もらえる条件や実際の流れなどを教えます。

2020年7月30日

求職者支援訓練の面接に合格すると、次は給付金の審査に行くことになります。

給付金をもらうには、ある一定の条件を満たす必要がありますので、それをお教えします。

あわせて、どのタイミングで行けばいいのか?どんな書類を集めなければいけないのか?じっさいに給付金が振り込まれるのはいつなのか?といった実践的な疑問にもお答えします。

給付金をもらえる条件を詳しく教えます。

今回の記事では給付金の条件を詳しくお教えしますが、同時に実際の流れなども知る必要があるので、そちらも併せて説明します。

ですので、この記事を読めば給付金のもらいかたがひと通りわかります。

給付金をもらえる条件とは

細かい条件については下に引用しますが、主だったものはこの三つです。⇩

①失業手当をもらっていないし、もらう資格もない
➁自分の収入が月8万円以下
③世帯収入が月25万円以下

①失業手当をもらっていないし、もらう資格もない

そもそもこの制度の趣旨は、雇用保険をもらえない人を支援するというものです。

ですので現在雇用保険を受給していないというだけでなく、受給資格がないということも条件となります。

ちなみに、現在の状態ということなので、過去に雇用保険を受給していたが期限が切れたという人
なら大丈夫です。

➁自分の収入が月8万円以下

これは、そのままです。

というのは、給付金をもらえる要件というのは、訓練中の期間のはなしだからです。つまり、訓練中に収入がないか、もしくは8万円以下であればよいということなんです。ですので本来ならば、「入学試験に合格したのでハローワークで給付金を申し込んでいる」という時点の月の収入は関係ないはずなんです。

③世帯収入が月25万円以下

これは、一人暮らしの人には関係ありませんね。そもそも月8万円をこえる収入があってはいけませんので。

では、例えば実家暮らしのニートの場合はどうなるのかというと、これは親と自分の合計が25万円以下であれば要件を満たしていることになります。

世帯収入といっても兄弟は関係ありません。じっさい私も「あなたとご両親の収入だけでいいですよ」というふうにハローワークの方から説明を受けました。そしてそのとおり書類を提出しました。

また、友だちと一緒に住んでいても、友達は関係ありません。世帯とは何かを引用しておきます。

※2 「世帯」とは、本人のほか、同居または生計を一にする別居の配偶者、子、父母が該当します(内縁の関係にある者は「配偶者」とみなします。内縁の関係にあるか否かの確認は、住民票謄本の続柄等の「夫(未届)」等の記載によって確認します。)

厚生労働省

給付金をもらえる条件一覧

ほとんどの方にとっては上の三つが主なものになると思います。

最後に全ての条件(要件)を引用しておきます。

次の要件を全て満たすことが必要です。
1.本人収入が月8万円以下(※1)
2.世帯全体の収入が月25万円以下(※1、2)
3.世帯全体の金融資産が300万円以下(※2)
4.現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
5.全ての訓練実施日に出席している(※3)
     (やむを得ない理由がある場合でも、支給単位期間ごとに8割以上(※4)の出席率がある)
6.世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない(※2)
7.過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない

※1 「収入」とlは、税引前の給与(賞与含)、事業収入、役員報酬、不動産賃貸収入、各種年金、仕送り、養育費その他全般の収入を指します(一部算定対象外の収入もあります)。
※2 「世帯」とは、本人のほか、同居または生計を一にする別居の配偶者、子、父母が該当します(内縁の関係にある者は「配偶者」とみなします。内縁の関係にあるか否かの確認は、住民票謄本の続柄等の「夫(未届)」等の記載によって確認します。)。
※3 「出席」とは、訓練実施日に全てのカリキュラムに出席していることをいいます。ただし、やむを得ない理由により訓練に遅刻・欠席・早退した場合で、1実施日における訓練の2分の1以上に相当する部分を受講したものについては、「1/2日出席」として取り扱います。
※4 「8割以上」の出席率とは、支給単位期間ごとに訓練実施日数から欠席した日数と「1/2日出席」した日数を控除して出席日数を算定(端数が生じた場合は切り捨て)し、支給単位期間ごとに訓練実施日数に占める当該出席日数の割合が8割以上であることを指します。

給付金申請のじっさいのやり方、審査に必要な書類など

ここからは、実践的なことをお教えします。

給付金の申請から振り込まれるまでの流れ

おおまかな流れは次のようになります。

入学試験合格➡➁事前審査➡③毎月所定日に給付金を申請(審査あり)➡④振り込み

入学試験合格

まず入学試験に合格すると1週間後ぐらいで訓練校から合格通知が届きます。

事前審査

合格通知が届いてからだいたい二週間ほどで授業が始まるので、通知が届いたらできるだけすぐにハローワークに行って事前審査の手続きをしなければいけません。

事前審査に合格しても即給付金がもらえるということではありません、授業がはじまって一か月後にも審査がありますので、それにも合格すれば給付金がもらえるということになります。

事前審査で必要な書類で重要なものは次のものです。

事前審査で必要な主な書類

前年度の所得証明
前年度の収入は給付金受給の要件には入っていないのですが、現在申告している収入が本当なのかかうそなのかを判断するための材料として使われます。

一人暮らしなら自分のものを、ニートならばプラス親のものも用意する必要があります。

前月の所得を証明するもの
一人暮らしなら自分の通帳、家族がいれば配偶者や親の通帳も、ニートなら退職証明書または無収入申告書(ハローワークでもらう)

ここが最も大事な部分で、とにかく【収入は8万円以下、ニートは親との合計が25万円以下】これを証明しなくてはいけません。



上の二つがもっとも重要な書類です。ほかにもいろいろあるのですが、住民票などといった簡単なものばかりです。

毎月所定日に給付金を申請 (審査あり)

授業が始まって一か月たつとハローワークに行って給付金の審査を受けます。授業は事前審査のためにハローワークに行ってから数日後に始まります。

給付金の審査はいちど合格すればよいというものではありません。給付金は毎月毎月もらうものなので、その月ごとに毎回審査をうける必要があります。

審査をを受ける日は、あらかじめハローワークが決めていて、前もってスケジュール表のようなものがもらえます。審査を受ける日を「所定来所日」といいます。

だいたい、授業が始まってから一か月たつと、その一週間後ぐらいが所定来所日です。

所定来所日に行う審査も事前審査といっしょですが、大事な項目が一つ加わります。下記の一番下の「 授業の出席日数最低8割 」の部分です。

毎月の給付金の審査の要件

収入が8万円以下
ニートの場合、親とあわせて25万円以下、かつ自分の収入は8万円以下
授業の出席日数最低8割

一番下の「 授業の出席日数最低8割 」の説明をします。

これについて注意しなければいけないのですが、8割出席するからといって好き勝手に自由に休めるということではありません。基本は全出席で、やむを得ない場合のみ欠席が許されるということです。この「やむを得ない場合」というのは条件がこと細かく決まっています、それに該当しない場合は一発アウトですので気を付けて下さい。

アウトになれば、その月の支給はストップされます。

振り込み

毎月の所定来所日にハローワークに行って給付金の審査を受けてそれに合格すると、一週間から二週間の間に10万円+交通費が銀行に振り込まれます。

ニートにとっては狂気乱舞の瞬間でしょう。

以上が給付金をもらうための条件と、実際の流れでした。ご健闘を祈ります。